日本テレビ系人気ドラマ「Dr.倫太郎」の第5話でも話題となった【ギャンブル依存症患者】。
ドラマのストーリーでも描かれていたが、女性のギャンブル依存症患者数が増加している事が問題視されています。
女性の喫煙率増加やギャンブル依存症は、日本の現状を物語っている現象の1つなのです。
もくじ
ギャンブル依存症は精神疾患
ギャンブルにハマって借金をする人が、あなたの身近にいますか?
そんな人がいたら「お金にだらしない人。。。」と感じる方がほとんどでしょう。
しかし、そんな一言で片付けられないギャンブル依存症は、WHO(世界保健機関)も認めている精神疾患、つまり病気なのです。
病気故に、ギャンブルを何よりも優先させてしまい母親としての義務もまっとうできなくなってしまいます。
幼稚園のお迎えを放棄したり、パチンコ店の駐車場に停めた車中に子供を置き去りにするなどの行為にも及んでしまうのです。
ギャンブル依存症大国『日本』
あまり報道されていないので、ご存知のかたも少ないかと思いますが、ギャンブル依存症有病率の世界ワースト1は日本なんです。
意外に思われるかもしれませんが、実態調査の結果【男性】8.8%【女性】1.8% 全体で4.8%にものぼります。
改めて考えると、競馬・競艇・競輪・オートレースなど公営賭博が全6種も存在し、街のいたる所にパチンコ店がある状況が、このような結果を招く根本的な問題だと言わざるをえません。
ギャンブル依存症を発症する一番の原因はストレス。
気軽で身近にある「ストレス発散法」の1つとして、ギャンブルを始めてしまうのが間違えなんです。
なぜならば、ギャンブルはストレス発散法として機能しないから。。。
勝っても負けても投資額が膨れる
なぜギャンブルがストレス発散法にならないのかというと、負の連鎖というメカニズムの上に成り立っているから。
どういうことかというと、負けている時には「絶対取り返そう!」と思い、勝っている時には「もっと儲けてやる!」という感情が湧き出てしまう。
しかし、そんな思い通りにいくわけもなく、結局「投資金額」がどんどん膨れていってしまう悪循環に陥るだけなのです。
一時的な勝利による「ドーパミン」の分泌により、脳が快感を忘れられず指令を出してしまう中毒症状でもある。
●ドーパミン・・神経伝達物質で、快感や多幸感を得る・意欲を作ったり感じたりする・運動 調節に関連するなどの機能を担う脳内ホルモン
周りを巻き込んで不幸にする
大切な家族がいると、さらに負の連鎖が強まってしまうのが「ギャンブル依存症」の恐ろしいところ。
家計費を使い果たし、借金をしていることなんか、自ら家族に打ち明ける人間はいませんよね。
家族に打ち明けずに済む方法。。。
そうです、「勝って取り戻してやる!」という思考に陥る状況が必然的に生まれてしまうのです。
ギャンブル依存症患者は、自分が病気だと気付かないし、指摘されても認めません。
家庭崩壊を招くような事態にならないように、家族が協力して回復に導いてあげることがとても重要です。
入寮制の治療施設やプログラム・カウンセリングなどに、家族同伴で訪れるのがベストケアでしょう。
再発しやすい
「ギャンブル依存症」は再発率が高く、簡単には完治しないのが特徴。
特効薬が存在するわけではないので、何度もチャレンジして長期的に完治まで導いてあげることが大切です。
特効薬の代わりになり得るものとして、ギャンブルに当てていた時間を新たな趣味などで埋めることをおすすめします。
新たな”健康的な”趣味にハマってくれたら儲けものですよね。
それでは、また。
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